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白ペンギンが宣うた、白ペンギンHILOが日々つれづれに思ったことを宣うブログ

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ゼツボー的にって今回言ってなくね

たまにこういう、漫画家って職業を収入の良し悪しだけで判断しようとする手合いを見るけど、そのたびに失礼ながら「アタマ悪いなぁ」と心の底から思う自分。漫画家に限らずとも、そもそも作家って人間がなぜその仕事を選んでいるのかなんて、んなもん金稼げるかは実質二の次だからってのをひとっつも理解してないよなー。「金にならんから諦めろ」という意見にしても、そんなんネット社会の現代ならイヤってぐらい知る手段があるなかで、それでも日々デビュー目指して努力を続けるタマゴが絶えない、その理由が分からんのだろうか。・・・分かんないから言ってんだろーな。なんだろ、アタマごなしに知ってる風で語って、自らが創作に指先だけでもつけたことが一切無いからそう言えてしまうのかねぇ。ひと言でぶった切ってしまうと想像力が無さすぎるよね(大苦笑)

 感想書くの合わせるとやっぱ1日1タイトルでいっぱいだな、放送アニメ『超速変形ジャイロゼッター』視聴完了。
 最終回は・・・良くも悪くも本作らしい展開で突っ切ってた感じだろーか、部分での演出だとかはちゃんとやってくれてて良かったんだけどシナリオの回し方がとにかくというか。まぁそれでも収まるべきところに各キャラ収まってハッピーエンドで締めてくれたのは悪くなかったやな。
 そんなこんなで本作はなんともビミョーな評価結果だったなー、上でも書いた通りちゃんと面白い部分もあるだけど、全体的なハナシの作り方が大ざっぱすぎてて、正直1年・4クール使ったアニメシリーズとは思えない視聴後感だった。ラスボス、というか真の黒幕がジャドーになったのは構わんのだけど、それならソレでハナシの積み重ねをちゃんとやれよ、と。なんつーかシリーズ構成がよくないんだよな、そろそろ終盤入るって頃合いに水着回やってる場合じゃねえだろとかどーしても思ってしまったし、他にも普通なら最終章に向けて盛り上げていくべきだろうモノを実際では3話くらいでザックリ片付けてこの最終回って流れだったからなぁ・・・
 不満に思う箇所は他にも色々。せっかくの各メディアミックスも玩具は特にメーカー側でヤル気無さ過ぎて可変ロボが初期に出ただけで終わる有様だし、原作にあたるアーケードTCGは展開ミスっていま新2弾とかワケ分からん状況だし。自動車メーカー各社とコラボして色々なジャイロゼッターを出していったのだけはシッカリ実現できていたけれど、とかく他が手落ちだったのがどーも。このへん、最近ネット界隈で監督がアレコレ裏事情を暴露(というほどでもないかもだが)した記事を目にするが、ソレについては理解はするけど実際のアニメの出来・面白さに対する納得とは別だと自分は思っているので、なんつーか「ソレ言ってもさぁ・・・」というような気分ではある。正直なトコワルモノ探しをしたって仕様も無いからねー。

 そんなこんなでなんともこう、惜しいとしか言えんロボアニメだった。丁寧さが足りないなら足りないでいっそ"突き抜け"てしまっていればよかったのかも分からんが、ソレにも不足していたからなぁ。ホント、1年やりきったアニメという感じが全然しない( ̄▽ ̄;)
 あぁでも本作、確実にひとつ高評価できるポイントあったわ。必殺技だけはいずれもスゲェ格好良かった、コレだけはホント鉄板。特にライバードのワザはいずれも、演出やポーズがバッチリ決まってて良かったなー、最終回の超必もバツグンだったし。こういうトコでちゃんと燃える描き方ができてたのが好感触だったのは確かだったかねぇ。
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あの名前は全部覚えきれるのか

クラブニンテンドーより『ワンダフル101』の特製Tシャツが届いた。思ってたより格好いいデザインで満足、思わずポーズ決めて「ユナイトアップ!」とか「ラジャ!」とか言いたくなるな(笑) でも惜しいもんだ、あと1週間届くのが早けりゃTGSに間に合ったのにな、すれちがい通信でもプレイヤーがいる確認は取れたしきっと意義はあった(?)のにねー。

 ちょいと遅れ気味ながら昨夜またひとつ、放送アニメ『銀の匙』視聴終了。
 1期最終回ってことで、劇中半年間のアレコレについて集大成的な視点で送っていたけど、お話自体はそれほど最終回らしい感じでもなかったなー。むしろ長いシリーズとしてのまだ途中みたいな感覚の方が強かったかも。でもソレはそれで作劇構成としては正解でもあるのか。ともあれ、そんな中で校長先生の言った"逃げ"た先で得られた物は何もなかったですか?、という問いかけと、Cパートで八軒がまた苦しむとしても割り切っていくのはイヤだからと語ったのは、どちらも凄く腑に落ちると同時に良かった。ここらへんに本作が描こうとしているテーマがあるようにも感じたなぁ。
 さて本作、以前にもちょくちょく取り上げて感想述べてきたことだけど、農業学校を舞台に畜産動物の"始め"から"終わり"までを逃げずに取り上げながらも、少年マンガとして笑ったり悩んだりしながら前を探して進んでいく高校生らを同時に描くという、その両天秤のバランス具合が本当に上手くてつくづく感心しきりだった。リアルに寄りすぎてもいないしフィクションだけでもない、ソレらを青春グラフィティものとしてまとめ上げているこの作りはホント見事だなーと。その上でちょくちょくコメディ描写も忘れず取り入れて、ちゃんとエンタメとして楽しめるようにしているのがまた個人的評価が高い要因でもあり。原作者の実体験がともなった上でのお話って、ウッカリするとフィクション・ノンフィクションのどっちかに比重寄りかねないもんなんだけどね、本作はそのへんホント器用にやってるよなー。

 生き物を食べ物にしていく事に関わる人達、その中で繰り広げられる色々な葛藤やらなんやら、そういった様々にこれからもぶつかって自分なりの答えを探していくんだろう八軒の今後に、シリーズ2期としても含めてまた新たに期待。いやー、正直なトコ先日亡くなられた内海さんの追悼で観始めた本作だけど、ソレもいまやスッカリどこか行ってしまったなー(笑) というか内海さんのご出演って結局ほとんど無かったね、それはソレでとても残念というか物足りないというか、うーむ。

誰も死なずにホント安心

なんか今日の方が断然気温高かったな。んで明日からまた下がるんだろ?、最近マジでよーわからんわ。

 今期アニメの終了ラッシュ開始ですネ、『銀河機巧隊マジェスティックプリンス』視聴終了。
 最終回はもうホント、いままでの展開を直球でパワーアップというか加速させてて観ていてマジで圧倒されたワ。レッド5 VS ジアート機の超絶ロボットアクションで目を見張り、この燃えるバトルの最中においてもチームラビットのズッコケ漫才だけは欠かさないと、つくづく本作の脚本バランスには感嘆する他無い。ココまでずっと作劇のノリがブレずに突き進んだアニメ、そうそう無いよなぁ・・・
 さて本作、やはり改めて振り返っても、「宇宙戦争のために遺伝子操作で造り出された少年少女」や「ロボットとのシンクロが最高に達すると自意識を乗っ取られる」などのSFとしてもけっこうキツめな背景設定が目白押しであるにもかかわらず、肝心のメインキャラ達は(敵勢力を除いて)どいつもこいつも1本抜けてるザンネンな人々という、そのバランスの中で2クールまったく変わらずに進行していった作劇が真面目に見事だった。普通だったら序~中盤こそギャグありきでエピソード進めても終盤になったらシリアス要素の方が強くなってくる、というかシリアスに引きずられてしまいがちになるものを、本作と来たら上記のとーり最終回までこの調子だったからな~。そういうシナリオ構成でイチバン覚えが強いのはやはりドーベルマントリオが戦死した次の回だろうか、アバンで死んだ現実を静かに描き、途中でザンネン5ラビッツとチャンドラをギャグ有りで絡ませ、イズルとアサギの驚くべき出自の共通点が明らかになって、そんな展開の最後でお兄ちゃんときた、あの緩急の付け方にこそ本作の"らしさ"が全て詰まっていたといっても過言ではなかったんじゃないかと。
 そしてそれに加えて大きな観どころだったのが、ロボアニメとして肝心なロボットの戦闘描写だよなー。出てくるマシン関係はおよそ全てモデリングCGを動かして描写していた本作だが、元々のモデリングがトゥーンシェードの上手さとモデルの出来の良さもあってアニメ的に実に違和感無く、バトルが白熱してくるとソレを視聴者が絶対追いつけないってイキオイで暴れさせ、その上にアレやコレやとエフェクトを上乗せしてくるもんだからバトルがハデですっごい勢いを持って描かれていたのがメチャクチャ良かった。コレもまた最終回が凄まじかったからなぁ、覚醒レッド5が光の翼でジアート機の光弾を受け止めてソレを丸め込んだまま脳天から叩きつけた場面なんか、観てて素で「とんでもねえな・・・!」と呟いてしまったもの(笑) あのバトルはお世辞抜きで劇場ものクオリティだったワ、シリーズ最後とはいえ熱の込めようがハイレベルすぎだろ・・・(感嘆) ロボ描写がCGのアニメというと最近でも『ダンボール戦記』シリーズとかそうだが、近年は映像技術の向上で真剣に出来が良くなるばかりだよなぁ。こういうトコに技術進化を見て取れるのは楽しいモンだ。

 シリアス設定でありながらギャグをちょくちょくぶっ込んでくるおかげで全体の雰囲気がいつもポジティブというか爽やかというか、ソコが気に入ってBD全巻注文したけれど、ラストまで観てその判断が一切間違っていないと、そう思わせてくれたことが何より嬉しかった。スタッフの皆様お疲れさまでした。
 
イズルとテオーリアの出会い(?)についてや、ジアートの最後のセリフ、ジュリアシステム開発者なのだろうシモン司令の知人(もしかして奥さん?)などなど、どう考えても伏線がアレコレ残りまくりなので、いちファンとしてのみならず続編を切に望む次第だが。まぁとりあえずはBDでザンネン5の奮闘記を振り返りながら再度楽しみつつ、吉報を待つことにしよーか。発表があるとしても冬近くにやるらしいイベントだろうしな。ひとまず昨夜発送された4巻が楽しみ。

最後のセリフが地味に良かった

今日は晴れてたけど気温上がらなかったからすげー過ごしやすかった。トンボもやたら飛んでるの見かけるし、北海道はスッカリ秋に入ってしまったなぁ。・・・関東とかまだ30度いってんのに。次の週アタマとか気温差どんくらいになるのやら(微汗)

 『銀の匙』、八軒が豚丼に対する最終的な処遇をああしたのは、なんというかセリフ言われた瞬間に色々と腑に落ちたような気がして実に感心した。ホントこの作品は大したもんだなぁ、人間(いきもの)が食べる=生きていく事の実態・本質を逃げずに描きながら、同時に学園青春モノとして決して外しもしていない作劇というバランスの取り具合が冗談でなくハイレベルに思える。あれだけ大切にしてきた豚丼をキッチリ実費で出したからこそ彼にそもそも全部の権利が与えられるワケだし、その金の出所にしても、というのが上手くできてるわー。あと別で思ったことだけど、こういうとき眼鏡キャラって便利だよな、目を隠すことで表情に"マスク"かけるの用意ってメリットを存分に活かしてたのがまた。

あの夏この夏 そしていつかの夏の日へ

すぴばるにも書いたけど。早くから外出するつもりでいたので、平日の出勤時と同じ時刻に起床してみたらすでに空は超どんより、やがてどしゃ降り&雷も鳴る始末で、出発時にこそ一時的に止んでいたが「こりゃ向こうで傘買った方が無難かね」と思いつつ駅に着いてみたら、下り方面で信号に落雷が起きたらしく路線停止状態、復旧して列車が再発したのは結局駅到着から1時間後とゆー。早起きしたイミほとんど無かった、おかげで午前中の行動が地味にカツカツだったゼ・・・

 とまぁそんなトラブルに見舞われまくりつつも映画観に行ってきました、『劇場版・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。相変わらずタイトル長ぇな!(←アンタ毎回ソレ言ってるな) 公開から半月でまだ高い動員ほこってるのは分かってたけど、今日の午後イチ上映も思いっきり満席でさすがにビックリ。やっぱり事前にネットで座席予約してて正解だったワ。ときにそんな観覧客、ちょうど超平和バスターズの連中と同年代の、それも女子客がワリと多かったのが印象的だった。「深夜アニメながらも高い知名度を」って宣伝文句を実感する状況ではあったなー。
 それで内容の感想というと、面白かったと言うより良かった。内容としてはホント総集編映画として、原作アニメの本編をザッピングしながら1年を経過したいまの彼らを描くというもので、いわゆる新規アニメ部分とオリジナル部分との織り交ぜ方やシナリオの転がし方が実にキレイにまとめられていた感じ。色んな感情がぶつかり合って泣いて傷付いてそれでも笑った"あの夏"から、それぞれ変わらないようで変わってそれでもやっぱりまた秘密基地に集合した"この夏"という、全体の構成が面白いとか感動とかってより純粋に良かったという感じ。原作TVシリーズが好きだった人には振り返りの部分が、あのドラマを経て彼らがどうなったかを知りたい人には新規部分が、それぞれ楽しめる作りになってたなー。
 あぁ、でも感動の部分はやっぱりあったわ。それってのも、まぁ当然あるよねって感じの『secret base ~君がくれたもの~』の曲挿入。なんつーかもう、絶妙としか言いようのないタイミングで流れてきて、正直なハナシ涙腺的なイミでけっこうヤバかった(笑) つーかあの場面全体ってさすがに元映像からコンテ尺微妙に編集してるんだよなぁ、もしそのまんま使ってた上で曲とのあのシンクロ具合だったら神がかってるってイキオイだぞ・・・

 私は事前復習(?)としてコミック版をレンタル読みしてから今回足を運んだ次第だが、そのせいで本編内容と若干の齟齬があって「あれ、あの場面ってそんな流れだったっけ?」などとヘンなズレを味わったりもしたんだが(笑) なんにせよ原作TV版から多数の支持を得て、そしてこの劇場版も相当の成功を収めているだけある、超平和バスターズの"あの夏"にココロを揺さぶられた方なら観て損の無い劇場版だった。シリーズとしてはこれで本当の完結なんだろうけど、”この夏”でまた少しだけ動いたドラマを経て彼らが"いつかの夏"をどう向かえていくのか、そんな空想を描きたくもなる顛末だったなー。
 あーあと最後にひとつだけ、めんまが他の5人をそれぞれ想う場面があるんだが、ソレは無えよ本間さん、と思わずにいられなかった観客はきっと私だけではあるまい(←本間さんて。)