日中はピーカンの日照りで風も強くないからクソ暑い、んだけど雲ひとつ無いせいで夕方から翌朝まで冷え込み、そして翌日また朝8時を過ぎれば日差しが強まって、という状況がずっと続いてる今週の天候。先だっては毎日雨だったし、ホント天気が極端すぎる・・・
そんなこんなで日中の天気自体はよかったんで出かけて映画観てきた、
『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』観賞。昨春に終わった『Ω』を引きずる様なカタチで観に行った本作だったが、
イヤイヤ面白かったよ堪能できた。 まず何より映像、全編フルCGアニメの映画ってことでどーなるモノかと気になってたのはあったけど、リアル路線よりジャパンアニメーション的なキャラ描画にバランス寄せていて、そのへんで動作芝居とのかみ合いもあって違和感はむしろ無かったくらい。てか、なんせ本尺が90分の内容ってこともありストーリーがよくも悪くもサックサク進んで"タメ"ってモノが皆無なレベルなんだが、
映像のクオリティ高さと全体的な演出の良さによって正直そのへん帳消しに感じられた。コスモの発動とか色々決まっててよかったけど、個人的にはペガサス流星拳がCGならではの表現法で格好良かったなー。ホント、全編CGアニメでもいまやこのくらいの完成度で出せるような時代になったのねぇ。
ストーリーの面では、バトルの主役は星矢、ドラマ部分は沙織さんを中心にと分業的に描かれてたような印象。その両者にしても、お調子者だけど芯のあるヒーロー&運命に翻弄されながらも健気なヒロインというキャラ立てで、このへんもまた
古き良き少年マンガテイストといった感じ。総指揮もとった原作者曰く、何やら「本作は原作寄りのシナリオ」だったらしいが、原作のことなんてまるっきり忘れてる自分でも端折りすぎとは感じつつ案外楽しめましたネ。いっても『Ω』のときと同じく
黄金聖闘士たち好き勝手すぎんだろとかは思っちゃったが(笑)、まぁそのへんがシリーズの伝統だってんならソレはそれで。うん。
あぁ、あとコレはCGだからこそかもなぁと思ったのが聖衣の描写表現かなー。マンガやアニメではファンタジー的な鎧として描かれてた聖衣だけど、
本作ではいわゆるパワードスーツ的な表現をなされており、ソコがまた独自の格好良さを出してた部分。聖衣発動&装着のシーンなんかもアレはセルアニメだと難しい描写だしな、このへんにCGアニメとして制作された意味と価値はあったようにも思う。てかエンドクレジットでのメイン5人の立ちポーズはCGだからこそだわ、アレなんて立体化されたら買いたいって人間少なくないよきっと。
とにかく、物語的には明らかに尺足らずですっ飛ばしすぎな"きらい"もありはしたが、しかし映像面で十二分に観て楽しめる、そういう
新生の初代『星矢』だった。個人的にはホント面白かったんだけど難を感じる人もいるだろーなぁぐらいの完成度だったかと、でも公式サイトの予告動画で気になるようだったら観て損しないんじゃないかな。あ、最後にネタバレかつ数少ない不満点をひとつだけ、「
劇中歌にもEDにも『ペガサス幻想』の曲は一切使われなかったデス」、コレばっかりはマジで外しちゃダメだった部分と思うんだがな~、なんでや・・・( ̄▽ ̄;)
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