偶然と奇蹟と幸運が重なって定時上がり(※そのくらいじゃないと毎日ひたすら残業なのDEATH) なのでせっかくだし、溜まりまくってる中でどうにか消化できた録画アニメを手短に視聴完了レビューでも。まぁ現状2本だけなんスけど。そもそも早く帰れたからブログで書く気になれたけど、当初の予定じゃ全部一気に2~3行でまとめるだけにするつもりだったしな。
じゃ、放送アニメ『七つの大罪』視聴完了。最終回は、ラスボスの撃破がなんかイキオイ任せで一気に片付いてしまったな、エピローグにしてもムリヤリでも味方の死者無しハッピーエンドで強引に締めたな、といった気分で
みょーに余韻を感じない内容だったような。イヤまぁホークが復活したこと自体は、理由不明でも強引でもよかったというかホッとしたけどネ。
総括としては、いかにも王道冒険ファンタジーって感じで素直に楽しめるアニメだったけど、第1部完としてのラストバトル突入までの展開がちょっと急すぎて、「・・・あれ、もうこのままラスボス戦?」というある種の拍子抜け感があったのも確かか。あと、原作の作劇展開もあるからアニメにだけ文句言ってもしゃーないんだけど、でも『7つの大罪』って題名で
騎士団7名が最終回まで全員揃わないってのは構成としちゃアウトだよなー(苦笑) やるかどうか知らんが2期への"繋ぎ"をイチバン最後に入れるくらいなら、大罪の7人目もチラ見せくらいで登場させとけよ・・・ まぁなんだ、ちょっと不満点は目立つけど娯楽作品としては充分だったか、うん。
つぎ、放送アニメ『マジンボーン』視聴完了。最後の決着(?)が始まりの魔神との対話
だけでカタをつけるというのは、
仮にもバトルもの少年向けアニメとして考えたらNGと言わざるを得ないんだが、でも
「この世には勝ちと負けしかないのか」と次回予告でずっと問うてきた本作の結末がこうなったという点で見ると
凄くキレイな作品テーマの落とし所になっていたかと。主人公の翔悟も、この最終回にいたってあくまでも「至極普通なメンタルでしかないタダの高校生」であり続けながら、戦いを通じて"世界"に対する見識が広がった部分をちゃんと示してくれた、そういう成長の描き方がよかった。
総括としては、正直なトコを言えば夕方アニメとしてもどこか特出した部分があるワケではないやや地味目な印象のバトルアニメだったけど、でも上気したように翔悟の描写をはじめとして
物語の描き方・示し方がとにかくずっと丁寧で、意外なほど1年安定して楽しめる作品だった。あーでも、モデリングキャラによるバトルシーンの演出描写については、初期はぶっちゃけダメダメってくらい低クオリティだったモノが、回を追うごとにアクションなどのキレが増していって中盤以降は真っ当に見どころとして確立されていったのが見事だったか。各ボーンの進化バージョンも、ちゃんとホワイト→アイアン→レアメタルとなって明らかに順に格好良くなっていったのもよかったしなー。特にレアメタルバージョンのディテールの細かさとかは、アレで5人勢揃いしたときの
画的な充実度が凄かったし。ともあれ観続けてよかったと思える作品だった、スタッフの皆様お疲れさまでした。
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