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白ペンギンが宣うた、白ペンギンHILOが日々つれづれに思ったことを宣うブログ

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頂点を目指した江戸の絵師

イキナリですが先に注意、グチります。
「よっぽど言ってやろうかと思った」とか当人のいない場所でしゃべるくらいなら直接相手に言えよ、と職場のオッサンに対し難を覚えてみる。つーかもし対象がオレだったりしたらまず間違いなく直に文句言ってきただろーな、ホントあの人イラッと来るというかスタンスが気に食わないわぁ・・・

 葛飾北斎の様々な絵画。富嶽三十六景がアタマひとつ抜けて有名で、そういう「富士山の絵を描いた日本画家」として名を遺してる印象の強い北斎さんだけど、実際にはコレこのよーに多種多彩な絵をバンバン輩出していたワケで。確かに風景画の、クオリティとか"静"たる絵の中に込めた強烈な"動"には目を見張るばかりだが、同時に動物画や美人画の完成度にもまたウットリしてしまう。というかこうして並べて見てみるとつくづく、日本画家というのは歴とした間違いの無い芸術家・アーティストなんだってことを痛感するね。こうして言葉を変えて言い表し直すと、ときとして陳腐な印象に変わってしまうときもあるけど、でもやっぱ葛飾北斎は本物の巨匠だよなぁ。
 個人的にイチバン気に入ったのは晩年に描いたという『雪中虎図』。降りしきる淡雪の美しさとか、虎柄の毛並みが表現スゲェとか、それでいて虎の表情にはどこか愛嬌さえ感じられるとか、全体のバランスがなんかすっごい好きだコレ。コレほどの絵を亡くなる数ヶ月前に完成させていたってのがまたなぁ、まさしく生涯現役、死ぬどのときまでいち画工を貫いた生き様だったんだろうなー。芸術家かくあるべしといったトコロか。
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