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白ペンギンが宣うた、白ペンギンHILOが日々つれづれに思ったことを宣うブログ

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平日昼間だからだろーか シニアのお客がワリと目立った

休み取って運転免許の更新に赴く。免許持って今年で11年目になるよーなのだが、今回の更新で初のゴールド取得ですヨ。えぇまぁ、あんまし自慢できることでもねぇケド(微苦笑) にしても朝イチの受講に合わせて出向いたんだが、着いた段階で駐車場は満車、帰ろうとしたときに到っては通路塞ぐイキオイでデタラメに停められまくっていたという。いくら駐車場=私有地が公道の法律適用されない場所とはいえ、仮にも警察署でイイ大人がやりたい放題だなぁ・・・ もっともソレを言うならこの状態を認知してる管理側もどーかってハナシだけど。

 んで、他の用事も午前中に色々やっつけて、午後は実写映画の『銀の匙』を観てきた。や、当方ぶっちゃけアニメは確かに楽しんでるけど原作マンガ読んでもないしさほど本作に思い入れがあるでもないんだけど、この映画は朝の芸能ニュースで報じられてから何故かすごく観たくて仕方なかったんだよなー。我ながら何にそうもひかれたのか正直いまも分からん。全編帯広での撮影って売り文句は面白そうに感じたの確かだけど、ソレだけでもないと思うし・・・
 んで映画の感想だけど。以下は主にアニメ版との比較で述べるが、アチラがワリとコメディ描写多めでエンタメ要素を強く出して描かれているのに対し、コチラ映画版はかなり現実的というかシビアな視点に立った描写となっており、特に序盤なんてコメディ成分7割引って感じでハッキリ言ってかなり印象の違う作品として構築されていた。またシナリオもちょうどいまアニメで放送されているあたりまでが"範囲"になっているため、ソレを2時間尺で描こうってんだから端折ってる部分もかなりあり。そういう点で言うと公式で売り文句にしている「完全映画化」ってのはちょっと違う気もするんだが、でも原作ストーリーで重要な箇所、作者が物語の中で伝えたいのだろう部分はシッカリ盛り込まれて構成されているため、ラストまで観ているとちゃんと青春学園・酪農モノとして成立していたのはどっか感心したかも。そうなんだよなぁ、全編通すと「真っ正面から"実写に"しようとしたらこうなるんだな」って印象なんだよなー。なんか、知ってても「マンガ原作を実写映画にした」って感じじゃないんだな、「マンガを現実・シリアスに変換した」って風な気がする。
 そのへんの違いはキャストにもあって、登場人物の"キャラ"は大概が設定含めて色々変えられており、きっと原作ファンとしてはこのへんも気になるんじゃないかって印象ではある。んだが、ほとんどの女性キャラについてだけはやたら再現度高め(笑) 御影はまあまあ、富士先生(※豚舎の担任)なんかかなり合ってたと思うけど、群を抜いていたのが多摩子な。その外見から演技に到るまでマジで多摩子が現実に顕現したらこうなるなとしか言いようが無いほどの完っ璧なキャスティングだった。あの再現度はホント、2次元と3次元の境界が揺らぐほどのマッチ具合だったとすら思えたほどであり。
 ともあれ原作及びアニメ版のファンからしたら、エピソードの端折り方や人物描写のギャップとかで拒否感示されそうでもあるんだけど、でも一方で実写映像だからこそできた描写ってのも本作にはあったワケで。イチバン大きいのはやはりブタの屠殺見学授業だろうなぁ。あのシーンの撮影は多分出演者全員がナマで屠殺作業の一部始終を見ながらやってたんじゃないかとと思う、アニメとかではどうやったってフィクションにしか成り得ない・しかし同作にとって最も大切な"描写"を、実写だからこそ本当にリアルな描写&リアクションで見せることができる、ソコに今回の実写映画として企画立案された価値があったのではないかと。あの場面をはさむからこそ、かわいがって育てた豚丼を食肉にしてしまうこと、ソレを全部買い上げてベーコンにして食っちゃうことのメッセージがより伝わると思うしな。

 とりあえず、重苦しさが目立つ序盤には確かに違和感あったけど、2時間観ると悪くない、むしろ正しく実写化された映画としてシッカリ楽しめた。色々な生々しさが逆にアリになってくるとゆーか。むしろ道徳的・教訓的な作品としては、この映画版の方がより伝わるんじゃないかって気もするよなー。
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