消費税3%増を来月に控えて、方々で「増税前のまとめ買いを!」みたいな呼び込み見るけど。確かに出費がストレートに3%割り増しになるワケだが、実際のトコで考えたら
仮に10万円分の買い物しても増税分で3000円しか差は生まれないんだし、こんな少額のためにいま焦る必要がどこにあるんだと自分は思ってしまう次第。とまぁ個人の買い物レベルだとこんなモンで済んじゃうけど、ケタが数百万・数千万に上る企業の収支だと誤差じゃ済まないハナシになるから、ソッチで騒ぐのはよく分かるんだけどね。とりあえず生活雑貨だとかもいま急いで買い溜めしようってなってる人は、ちょいとひと呼吸置いて考えてみた方がよくね?、とは感じてみたり。
さて今週の『ガンダムBF』、事前に思っていた通りアイラの処遇が不安な結末にならなくて期待通りのオチが付いた感じ。つーか彼女の強さの秘訣がまた、プラフスキー粒子の動きが視認できるってのはまったく想像の外だったな。そりゃ
「戦ったら私が勝つに決まってるじゃない」って上から目線だったのも納得だわ、相手ガンプラの動きが分かるんだから
常に後出しジャンケンやってるようなモンだからなー。反射神経で追い切れないくらい鋭い動きをされたときくらいしか後れを取らないってことか、それはソレで先週のフェリーニはやっぱ大したモンだったとも言える。あとあのスーツ着てバトルすると頭痛がするってのも、粒子の動きが完全に分かるせいで視覚的な情報過多に陥るから目とアタマに負担が来るってことだったのね。つーか単純に”キラキラしたもの”をフルタイムで見ながらバトルやってりゃ、そら頭痛起きるのも当然だわ。
ともかく今週
もまた作劇の上手さが光る内容だった。レイジは
王族らしい騎士道精神でフェリーニ戦での対戦相手を踏みにじるような戦闘に怒り、そんなレイジに
親友であり相棒でもあるセイが何かしてやりたくて行動を移す。フェリーニがわざわざケンカふっかけたのもニクイよねー、自分キッカケでアイラに悪感情を持つようになってしまったレイジに自ら仕掛けることで怒りのベクトルをいったんチャラにしてやり、改めて彼女への心象を仕切り直させるという。兄貴分キャラとして充分以上の立ち回りだった、
さすがイタリアの伊達男はダテじゃねえ(笑) そんなやりとりをへてレイジが
「答えなんて出ねえし何も考えねえことにした」と結論づけた、怒るのとかやめて普段通りにバトルに挑むと改めたのも、実に彼らしい帰結だったなー。
そうしたアレコレを受けてのアイラ戦は、流れとしてはひねり無しのストレートでスカッとした内容に落ち着いて満足。渡した石による
謎空間でのやりとりについてはとりあえず
そーゆうモンとして置いとくが(笑)、吹っ切れたアイラが会長の孫に
「勝ちたかったら自分でやんなさい!」と正論でキレてみせたりとか、ホント前半までに漂ってた鬱憤が一気に解消された気分でサイコーだったナ。バトルの決着にしても、ビルドナックル(RGシステム)による粒子の過剰運用のせいで視認しきれず対応できなかったという結末が、能力持ち相手のバトル描写として王道的なオチだった。しっかし「だったらオレが居場所になってやる」とは言わずに
「だったらセイん家に来いよ」って、
少年マンガの主人公=ヒーローらしからぬ口説き文句(?)をほざきやがったなレイジはまた(大笑) イオリ家の迷惑を微塵も考えないあたりがホントあいつらしいわ・・・
ともかくアイラの処遇がこうして良い落とし所に落ち着いて、あと残る懸念要素は
アイツの最終的な行き先だけだなー。こうなるともう、物語文法とか無視しちゃってイイから拍子抜けするくらい平穏な結末にしてほしいくらいだワ。作劇でここまでやってもらえるとホント、少し苦い結末だとか想像も付かないし似合うとはまったく思えなくなってきたからな~。