あまりに更新が滞りすぎてブログ運営の維持を検討したくなってくるレベルに。いや、タカが1週間程度のことなんだけど、現在の生活環境がどのくらい継続するのか分からないんだよなぁ、ソレ次第ではちと色々マズくなるし。にしてもこうも変わるとはね、長いことサイト運営とかやってきて何年でも続けられると思ってたけど、やっぱ必ずそうとは限らんもんだなー。
とりあえずなんかやれるウチはスキを見て更新しますけどね、ネタが無いワケじゃない(※というか正直そこそこ数ある)から。この頃電子版だったり普通の紙だったりでマンガをアレコレ買い連ねてたりしてるんだが、ひとつ目について取り上げたくなる作品があったので久しぶりに単品コミックレビュー。このスタイルで記事書くのもいつ以来なんだか。
題名『スピーシーズ・ドメイン』
作者 野呂俊介
出版 少年チャンピオンコミックス(※別冊少年チャンピオン掲載)
舞台は現代日本、なんだけど社会的にワリと大昔から"異世界"ってものが認知されてるらしく、ソチラ側から「取り替え子」としてエルフやらドワーフやらのファンタジーな人類種が多種多様にもたらされていて、そのため普通人と異世界人が雑多に共存しているというそんな設定。・・・と、そんな背景だと出生とかでそこそこヘビーな感じになりそうだけど、そんな雰囲気はむしろ皆無、主役であるエルフの風森さんを筆頭に翼人(イカロス)の羽井さんなどなど異世界人キャラは誰もがフツーにいち高校生として登場するという、イイ意味でチョイゆるめのコメディ世界が繰り広げられる。で、そんな設定の中で風森さんは
エルフらしく魔法を使いたいと思いながらソレが適わず、しかし自前の発明で素粒子制御のトンネル効果を実現したりスマホから火を自在に発生させたりと、
デタラメ超科学を使いこなす普通人の大機と友達(?)になったところからお話が転がり出すといった調子。・・・・・・内容的には単純でありがちな日常系モノなんだけど設定説明しようとすると地味に長いな(笑)
そんな感じで風森さんと大機を中心に”クラスの愉快な仲間たち”が繰り広げるドタバタ日常コメディなんだけど、各キャラそれぞれがひと癖フタクセある面白い連中揃いで、
そこから描かれるスラップスティック具合が実に楽しい。もともと
作者さんのやってる個人サイトのWEBコミックから好きで、こうして商業デビューしたってんでそこそこ期待していたコミックス化だったワケなんだが、買って読んでみて正解だったなーという。キャラの個性付けとかイキオイのあるコメディ描写とかホント、WEBコミでやってたときのノリそのまんま。商業に行ってソッチのWEBコミックが完全に止まっちゃったのはまぁよくあるハナシでそれなりにやはり寂しいトコロだったが、こうして別キャラ・別ストーリーながらも同様のコメディ漫画が読めるんならむしろ上々。てか単行本としてキチンとまとめて読めるんだからむしろアリかもしれんね。
そんなコメディ描写の中でイチバン笑ったのが
149ページの田中&蛍樹の口上だなー。くだんのWEBコミでも盛り上げ時でこういうネタよくつっこんでたけど、
ホンットこの作者こんなん大好きだな!(大笑) そりゃ『グレンラガン』とか好きだったはハズだわ、あのアニメこの手の口上ぶちまくってたかんなー。私自身もこういう、セリフ回しひとつで盛り上げようとする手法とか好みだから、やはり相性のいいマンガといえるかもしれん。
背表紙や帯などの宣伝文句では「ラブコメディ」を唱えならが、1巻目の内容を見るに
ラブがコメる雰囲気(←この言い回し考えたヒト上手いなぁと思う)は正直ゼロに近い気がするけど、まぁそのへんは続刊以降に期待といったトコか。
1話目の試し読みとかもあるんで気になった方はおひとつどーぞ、2話目以降からワリと冗談でなくコメディノリが続々加速していきますヨ(笑)
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