むやみに遅れて『貧乏神が!15巻』を読んだんだが
超面白いな、この巻! 長編連載に相応しい最終決戦で繰り広げられるこの、悲劇・喜劇・活劇・逆転劇による怒濤のラッシュ具合ときたら、コレぞまさしく我が
大好物の少年マンガテイスト100%といったイキオイ。つーかアニメ版のおかげで脳内再生できるのも手伝って
紅葉の校内放送には爆笑させてもらったワ、あの女コッチの予想を上回る爆弾発言を平気でしやがる・・・! やっぱこのマンガ面白いなぁマジで、作品としてはもう2~3巻以内で終了しそうな気配だけど、どうかこのテンションのままで完結まで突っ走っていただきたい所存。
『よつばと!12巻』がなんか怖いって、なんで?(←そこはかとなく『ブラックバラエティ』風(←分かるヤツいるのか)
読んでて別になんも感じなかった、とゆーかいつも通りコレも楽しいマンガで面白かっただけだったがなー。今巻は特にキャンプの回、車内でおじょうさまごっこ始めた子供組の
いかにも子供っぽい遊びとか、ぜんぜんペグが打ち込めない
よつばのへっぽこぶりとか、そーっと
とーちゃん踏んでくトコとか、細かい笑いどころも充分。
そんなだから、このコメント群もどーせ
便乗してテキトーに合わせて言ってるだけだろ、と思って眺めてたんだが・・・あとで全然関係無いWEBコミックサイトの管理人さんが
「そこはかとない終末感」とかツイート流してて、おや別に乗っかってるだけってことでもないっぽい?、となり。
てなワケでもっかい読み返してその捉え方の出所を自分なりに探ってみた次第だが。リンク先でも途中で同様の意見出てるんだけど、そーゆうネガティブ気味な雰囲気を感じる理由って、
劇中の"空気感"が秋の風情をかもし出してるのが理由なように思えたなぁ。本作って夏(※学校の夏休み開始日)からスタートしてるから"夏の空気"が念頭にあるように思うけど、ごらんのとーり劇中の季節はとっくに秋、秋ってやっぱり空の色が真夏とは別モノだし寒くなり始めて服装とか過ごし方も様変わりしてくからなぁ、思うにそのへんの「陽気な夏」から「シックな秋」への変化を感じ取ってその結果が上記の印象に繋がってるんじゃないかと。
自分が思ったこの空気感をもっとも表現してる箇所が、アバンタイトル的な演出のもくじまでのショートマンガで描いてる
空の感じ。空の表現に使ってるトーンの濃さが、夏頃のトーンに比べると明らかに薄めなんだよね、ソレで空の青さが違っているのを表現・演出してるんだと思うけど・・・基本モノクロ・色が存在しないマンガの中でそういうのをハッキリと感じられるよう作品を描いている
あずまきよひこさんはやっぱり大した漫画家さんだなーと、リンク先やら分析再読やらを通して再認識した今日この頃。うーんやっぱり『よつばと!』は一筋縄じゃいかないマンガだわー(笑&驚)
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