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白ペンギンが宣うた、白ペンギンHILOが日々つれづれに思ったことを宣うブログ

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創作キャラも"いきもの"だしな

終了アニメ番組はひと通り片付いたけど、逆に新番アニメについては一切手を付けられてないっていうね。「片手落ち」ってまさにこの事だよね(遠い目) まぁそーゆう自虐はいいんだけど、更なる問題が終了番組の数と新規のとが数えてみたら同じだったことだな。意図的に録画から外したモノもあった上でコレってどーなんだろ、ホント"見切り"付けられるのがあったらアッサリ決めないとマジで色々追い付かなくなるぞ・・・

 とある個人WEBマンガサイトの日記で。「キャラ立てのために初期設定で口癖を考えたんだけど、話の中で動かしているうちにだんだんそのフレーズがキャラに合わなくなってきて、定着する口癖っていうのを意図して作るのは難しいね」みたいな事を書いており、目を通しててナルホドなーみたいに思った次第で。
 創作で登場人物の"キャラ"を明確にするために口癖を設定するのって、実際よくある手法だしそのフレーズがハマれば劇中で立たせるのが手軽になるしで、なにがしか考えたくなったりするものだけど。でも上記サイト管理人さんのように、そのキャラを動かしたり他キャラと絡ませたりしていくうちにその人物像が少しずつ初期イメージから変わってきて、話を始める前に考えておいたアレコレがそぐわなくなってくるっていう、ソレもまたありがちな問題。なんだろ、マンガ等のキャラって作者が全てを管理して動向も決めているようでいて、実際のトコロではその作品の中で"生きて"いるために話の中で色々と影響を受けるようになって、気が付けば作者当人が意図しない方向にキャラが変化していくという。創作とかしたこと無い人にはきっとピンと来ないだろうと思うが、いちどでも手がけたことがある、もっと言えばシリーズものに手を出したことのある人なら大体の方が首肯するんじゃなかろーか(笑)

 いちおう私もその手の創作ごとには細々と足先ちょこっと付けてたりしてるけど、振り返ってみると、口癖持ちのキャラって意外と少なくもないけど同時に意図して事前にそういうのを設定してやったキャラって皆無に近いなぁと思い至ったり。ウンそーだな、自分の場合だと劇中の掛け合いとかでフッと出てきたセリフ・言葉遣いの中から、「あ、コレって・・・?」みたくあとになって気付いたようなフレーズを口癖として改めて決めてしまうという、後付け的なキャラ立てが主・・・っていうかソレしかしねえわ(笑)
 私はホント、キャラを作るのはおろかお話を組み立てるのすらも書きながら決めていくというような、ある種創作とかやっちゃいけないタイプの人間であり、事前決め打ちで全部アイディア用意してからやろうと思ってもなかなか出来ないんだよねー。キャラの性格とかにしても、まぁたぶんある程度はあらかじめアタマの中で考えてあるから最低限動き出してくれるんだろうけど、でも実際の筆先(?)の上ではロクに決めてないまま行き当たりばったり的にしゃべらせたりしていって、ページ数重なってきたところで明確な部分が見えるようになってから「ナルホドこいつはこーゆう人なのか」と遅まきに自ら気付くというような。
 そんなテキトーなやり方だから、ハナシ1本作り上げるにしてもいったん全部書き上げたあとで前半に戻って色々矛盾してたり齟齬があったりする箇所を修正してソレでやっと本当に出来上がるという、ぶっちゃけ完成度の低いモノ作りしかできなかったりするワケで。以前余所のサイト掲示板でこの手の議論はやったけど、ホント自分の手法が他の人と全っ然違っていたのが、どんだけオレは異端なんだと遠くを見つめたくなったもんだった(笑)
 そんな後付け・後決めメインの制作手法なので、口癖持ちとかも劇途中で"発見"した言葉を場合によっては前のページに戻ってセリフに入れ直したりしながらキャラ固めしたりってのが多いのだが。でも件のWEBコミサイト管理人さんも、そういう「劇中で出てきたワードの方がキャラとの相性は良い」と言ってたりするし、この点については私のやり方もさほど間違ってはいないのかなぁと思ってみたり。実査にそうやって決めた口癖って、セリフの端々に入れていきやすかったりするんだよねー。書き手側からしても、自然に湧いてきたからこそ違和感が出ないってことなんだろーか?

 でもキャラ作り・物語作りが上手い人なら、事前に決めた事柄で作劇進めていっても破綻とか起こさず問題なくお話を進めていけるんだろーなぁ。そうした"能"の無い身からすると、そうやってできる人ってのは偉いなぁと勝手に思ってしまう。アレだな、いわゆるひとつの無い物ねだりなのかも分からんナ。
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ちょっとまったぁ!!
>どんだけオレは異端なんだと遠くを見つめたくなったもんだった(笑)

待て待て待て待てマテ。
あの時そんなこと考えてたのか。
HILOさんの作品好きな私としては、たとえ本人の口から出た言葉でもそれはどうかと思ったので口を挟みます。

それは異端じゃない。
オリジナリティであり、個性だと思う。

私個人としては、創作活動で大事なのは何より「始めた話を終わらせることが出来る」ことだと思っています。
どれだけ方法論が緻密で、凄まじい情報量を天才的な手腕で一般人にも読みやすくまとめた物語だったとしても、完結しなければそれは物語ではない。
某所で読ませていただいたHILOさんの作品は、シリーズとしては終わっていなくても、各個の作品としては見事に完結しています。
だから、私も感想を述べられるし、安心してのめりこむことが出来る。

描き方なんか、自分流でいいんですよ。
いや、自分流がいい、のか。
設定の先決め、後決め、どっちが凄いとかいうこともない。
私だって、作品作るときは次々バージョンが変わってゆきますから。「第2章その3C2A14」みたいな。
(第2章その3のCバージョンの2番目の修正1回目のファイルをさらに14回改変して、その都度改変後のファイルを残している――もう書いてる本人にもわけがわからない・笑)

書き終わった後でテーマに気づくとかよくある話。

30kb×10txtファイル程度の作品作るのに、没バージョン40ファイルとかざらですよ。
それでも、完成させればこっちのもん。

大丈夫。
HILOさんはちゃんと「持ってる」し(欲しい物であるとは限らないけど)、貴方の作品は面白い。読んでて楽しい。

……まあ、ぶっちゃけ設定先決めには先決めの苦悩も山ほどあるんですよ。
口癖を言わせるためのイベントまでが、イベントのためのイベントになっちゃって話自体が盛り上がらないとか……HAHAHA
そうしてまた一つファイルのバージョンががが
マサボン(真・ゲッター) URL 2013/07/11(Thu)21:30:41 編集
Re:ちょっとまったぁ!!
 ふーん、そんなモンですかね?(淡泊)
 私はぶっちゃけ、自分の"能力"に対して一定の信頼は置いているけど正面から肯定するような信用は全然していないので、そうして評価していただけることは光栄に感じはしますが、失礼ながら言われても賛同する気になれないというか。
 なんつーか自分の作文については「目にして読みにくいような文章ではない」と自己評価してはいますが、それイコール面白い文章なのかというとハテナマークが浮かびます。もっともこの点についても、以前友人から「語数が多すぎて文のまとまりが悪い」と指摘されて、やっぱり"なって"ねえんだなぁと自省したりもしましたが(苦笑)
 まぁ単純にあまのじゃくな性格なもんでネ、ほめられることに慣れてないってのもあるのですヨ。それにそもそも、そうまで食い付かれるほど深刻・真剣に考えての発言でもないのであんま気にされてもなぁ、ってのが(笑)
 
 >書き終わった後でテーマに気づくとかよくある話。
 あー、コレほんとありますねー。例のマイ三文小説にしても、真面目なハナシ物語のテーマとかまっっったく考えずに行き当たりばったりで毎回のお話を作っていってるんですが。3話目まで仕上げてソレまでと残りのエピソードの予定内容とを振り返ってみると、全体通しての共通要素が存在することにあとで気付きまして。メッセージ的なモノとかクチ幅ったいから入れたいとは微塵も考えてなかったんですが、自分でも知らん間に何かが入ってくるもんだなぁと、気付いたときはムダに感心したものです(笑)
2013/07/12 21:03
恐縮です。
>そうまで食い付かれるほど深刻・真剣に考えての発言でもない
あーいえいえ。
こちらもそんな「食い付く」というほど切羽詰った感覚でコメントしたわけではないです(苦笑)
むしろ「ツッコミ」の方が近いかも。

どうであれ、あなたの作品が大好きなファンがここにいますよ~ということを伝えたかっただけで。
……某掲示板でもそうですが、1行で済む話を、伝えたいことを正確に伝えたいがために語数が多くなって、最終的に回りくどくて別の解釈されたりするのが私のアホなところですわ。
言ってる本人もいつの間にか着地点見失ったりね。

まあ、基本関西人ノリのこういう奴ですので、お気になさらず。
マサボン(真・ゲッター) URL 2013/07/13(Sat)14:32:53 編集
Re:恐縮です。
 う~ん?
 手前が作ったモノをどう解釈されるかなんて相手の自由なことは承知の上で、ファンだと言われると何か違和感を覚えてしまうのは私がヒネクレてるだけでしょーか( ̄フ ̄;)
 まぁアレがほめられるような良い出来の文章か・面白いモノなのかは置いといて、人によっては好きだと感じる相手もいるだろうと思って仕立てたシロモノではあるから、そういってくれるのは純粋にありがたいハナシですかネ(※自分の中では「面白い」と「好き」は違う意味合いの言葉)

 3話は各寸評を振り返ってもなんとなく今ひとつだったっぽい調子でしたが、ともあれ近日中に4話を手がけようかと画策中です。次回のネタも大体"そろってきた"ので。アレもできたらサッサと完結まで仕込みたいんですがねー、いかんせん我が執筆速度のクソ遅さの前にはどーにもならず。まぁしょせん趣味事なので自分でもさほど気にしちゃおらんのですが(笑)
2013/07/13 19:14