『聖闘士星矢Ω』の新章、スチールクロスがなんか
ロックマンみたいだと思った人間は私だけではない気がする。ロックマンっつーかより正確には
エックスっぽいよな、昴のアレ。それにしても新章入って光牙が
「もう戦いに疲れた」みたいなこと言いだすとは思ってなかったワ。そりゃ元々そんな好戦的な性格じゃなかったから戦いが終わったんならもういいだろって風になってもヘンじゃないんだけど、でも同時に熱血キャラでもあるからなー、あんなビミョーに枯れた発言するとは。まぁ
ジジイの熱血に触発されてサクッと復活したけど(笑)
前期中の放送作はコイツで最後、
『AKB0048』視聴完了。
最終回、先週でアキバスターの人達が短期間のプロパガンダであっという間にアンチとして寝返ったの観てあるイミ凄まじくリアルだよなーとか思って、そして今週ソコをどう逆転するのか待ち構えていたら――
愕然とするほどに神がかった演出と脚本の出来映えで完全に圧倒させられた・・・!(感服) まるっきり荒廃してしまった街並みを優子がいつも撮っていた写真によって思い出させたのは伏線回収としても見事だったし、
「♪この涙を君に捧ぐ」のあのシンクロ具合なんてぶっちゃけ
背筋が震えるくらいだった、いやマジでとんでもないモノ観た気がしたわ・・・ 正直なトコ、シリーズ中で強いてパッとした活躍どころもなかった凪沙が前田敦子を襲名しちゃったのは
主人公補正にしか見えなくもなかったが、でも智恵理が一足飛びにセンターノヴァに到達した事で案外チャラになってくれたような気にも。なんにしても一気呵成の連続ライブシーンがイイ意味でたたみかけてくれたなー。
さて総括。前期が「AKBがアニメになって実際どんなモンよ?」と正直斜に構えたような感じで観始めたら驚くほどシッカリ面白い作品で、後編の今期は始めから期待して観ていたワケだが、通してのシリーズ構成が
その期待を確実に越える面白さと完成度で素直にビックリした。前期終了時に並んだキーワード、確かAKB裁判とか総選挙とか襲名とかあったハズだけど、ソレらを描いたエピソードがいずれも高レベルの内容だったからなー、どんだけだっつーハナシであり。そしてコレらの中ではやはり総選挙の回が忘れがたい。あの、ようするにファン投票によるランキングの発表会でしかないイベントを、各キャラがそれぞれに背負ったドラマを激しく揺れ動く心情描写に重ねて描いてくる、
その脚本と演出の見事さにのめり込まされるとゆー作りの見事さと来たら。マジメにあれ最終回でも全然通用したもんなぁ、んで実際の最終回は上記のとーり怒濤の勢いで走り抜けたのが爽快感バツグンだったし。
物語全体としても、
「あたし達の歌で銀河を救う!」と言わんばかりのアイドルヒーロー的なSF作劇ぶりが本当に侮れなかった。ワリと荒唐無稽と熱いストーリーとの間を綱渡りしてたようにも思うけど、最終的にはドラマの熱に負けさせてもらえた気分だったかなー。芸能禁止の世界で実質的テロ活動としてゲリラライブを繰り広げ、反抗勢力とはライトセーバーやロボットだのまで持ち出してまで戦うとゆー、
色んな意味でムチャクチャな物語設定だったけど、なんだかんだで面白さの前には大概の理不尽もねじ伏せられるモンなんだなー(笑) ホント、エンタメ業界は
面白ければ正義ってことを痛感するばかりだワ。
シリーズ内で襲名を果たしたのが結局2人だけで、そのへんは彼方とかを筆頭にちょっと食い足りない感じもあるけど、でもそのくらいで終わってしまうのもまた悪くはないと思ってみたり。なんでもかんでもスッカリかっちり描ききってしまえばイイってもんではないかもしれんやな。
ともかくスタッフの皆様お疲れさまでした。AKBグループから本作でメインキャストを務めた人達もまた見事に役をやりきってくれたよなー、彼女らがまたどこか別の作品にも出演することがあればイイなと思いもしつつ。ホント、ソコの点でもここまで"成功"する作品になるとは思ってなかったわ。