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白ペンギンが宣うた、白ペンギンHILOが日々つれづれに思ったことを宣うブログ

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あのエンドロールは一見の価値有り

10月入り前後くらいからかね、気温変化が急すぎて寝間着のチョイスに地味に困る日々。半袖Tシャツを上着にしてるんだけどコレだと少し寒いんだよねぇ、寝る前に『立体ピクロス2』やってると軽く震えてすらくるとゆー。かといって長袖とかに替えると暖かすぎて寝苦しくなるんだよな、どーにも困ったモンである。もうちょっとハッキリ寒くならないとこのへんはなぁ。

 はじめは観ようかなぁと思ってて、劇場で予告編を目にしてなんとなく違う感じがしてしまった、けど公開後にネット界隈でチラホラと好評を見かけたので意欲が再燃して今日映画館行ってきた、そんなこんなの映画『バクマン。』観賞。感想としては観てきて損無かった、いわゆる青春物語としてグッドな実写映画化がされていた感じ。原作マンガに対してかなりガッツリと展開の再構築が入っていて、物語のスタートが高2からだったり登場人物がけっこう削られてたりしてはいるが、映画版単体としてはソレで違和感無くまとまってるし悪くない取捨選択だったかと。てゆーか原作まんまだとキャラが何気に多いんだよね、2時間映画でハナシ納めるんなら当然の選択とも言えるか。
 あと見どころが全体的にチラホラ多かったのも楽しめたポイント。まず冒頭シーンに週刊少年ジャンプの略歴(?)を紹介する映像が入るんだけど、コレがまたジャンプを長年読んできたようなマンガ好きなら大なり小なり感動すること間違いなし(笑) ジャンプが週刊漫画誌として如何に現在の地位を確立し95年の653万部発行という記録を打ち立てていったのか、その歴史を一気に紹介する映像は掴みとしてバツグンだった。劇中でも、役者さん達が実際に原稿用紙にペンを引いてマンガを描いていく各種シーンが、単純に描いているだけでも"熱"が伝わるようで、また様々な映像演出を入れてのソレもエキサイティングな印象が増していて、「絵を描いてるだけ」という地味さなのに「キャラが活躍するカッコイイ場面」として成立させていたのは大したモノ。予告編で「なんじゃこれ」と思ってしまった、サイコー&シュージンが巨大ペンを振り回しているシーンも、実際に劇中で観てみるとむしろ引き込まれる場面になってたしなー。新妻エイジとの「ジャンプ誌面で連載マンガ同士で戦う」という、よくよく考えるとワケの分からない彼らなりの"バトル"を視覚的に表現したものとして上手く機能していた。
 あと何より個人的に感心したのがバクマン作中作の扱い方。サイコーの叔父さんが遺した「超ヒーロー伝説」改め劇中では「バックマン」の単行本、コミックスのカバー折り込みに書かれた作者コメントが劇中の節目で使われるんだけど、実際の本として作られた存在感もあいまってそのありそう感がすごかった。こういう事ができるのは実写映画だからこそだよなぁ。他にも原作画の小畑さんが実際に描いた数々の生原稿の美しさとか、サカナクションが提供した劇伴の格好良さとか、サイコー役を務めた佐藤健さんが色んな場面で見せる眼力(めぢから)の凄さとか、漫画家をテーマにした映画作品として満足度の高い内容になってる、というかしてみせるという制作サイドのこだわりがよく伝わってくるようなシーンが目白押しだったなー。
 ひとつだけ不満点を上げるなら、登場人物の整理があったアオリで見吉がそもそもいないことにされてた事かね。上でも書いた通りハナシの流れをよくするためには仕方ない選択だったの分かるんだが、原作だと物語を転がす上で実はかなり重要な役を担っていたし、キャラ的にもけっこう好きだったこともあって個人的にソコはだいぶ残念。見吉が出てこなかったせいでペンネームの「亜城木夢叶」も付けられることなくお話が進んでったしねぇ。

 とまぁ、そういった不満点もありつつソレでもやっぱり実写映画化として、また漫画家・マンガをテーマとした青春物語としても面白い作品になっていたのは確か。イチバン最初の予定に戻って観てきてよかった。つーか、映画観て改めて思い知った気もするんだけどオレって『バクマン。』が実はかなり好きだったんだってコトを再認識するようでもあったりして(笑) いまさらだけど電子版で全巻買い集めるかなコレ、レンタルで読み返そうかとも思ってたけどいっそ手元に置いておきたくなってきたヤ( ̄▽ ̄)

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